大人ニキビと思春期ニキビで、その原因がまったく異なることを知っているでしょうか。原因が違えば、当然対策も変えなければなりません。自分のニキビに合った対策をするためにも、その違いとはどんなものかを知っておく必要があります。まずは、そんなそれぞれのニキビの持っている特徴を知っておきましょう。
思春期のニキビの特徴とは?
思春期ニキビの一番の特徴は、中学生から高校生にかけて成長ホルモンの働きが大きくなる時期に起こってくるということです。思春期の時期というのは、男子なら男らしい体に、女子は女性らしい体付きになることが必要とされるため、成長ホルモンが分泌されます。その結果、成長ホルモンが皮脂の増加を誘発させてしまい、それがニキビのもとになってしまいます。つまり、成長に必要なための成長ホルモンがお肌に悪影響を及ぼしてしまっているというのが思春期ニキビです。
大人ニキビは違うの?
大人ニキビも皮脂が毛穴に詰まって起こるという点では同じです。では何が違うかというと、その原因が生活習慣によるものだということです。具体的には、ストレス解消ができずにいてホルモンバランスが崩れてしまったり、食生活が乱れて栄養が足りなかったり、また飲酒や喫煙というのも原因となってしまいます。このように、大人ニキビの場合は生活習慣が原因で起こってしまうので、きちんと自分の生活を改善しなければなかなか治らないという特徴があります。
思春期ニキビと大人ニキビの違いは、原因が成長ホルモンか生活習慣かということにあります。逆に言えば、大人ニキビの場合、生活習慣の改善によって改善の余地があるということにもなります。大人ニキビで困っているという人は、まずは自分の生活習慣を考え直してみる必要があるのではないでしょうか。